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横行結腸癌(慢性下痢、百聞は一見に如かず) 今週の1枚230510

[2023.05.10]

「下痢が持続する方は大腸カメラ検査をご検討ください」

以前から慢性下痢を認めており、下痢型過敏性腸症候群を疑い内科的加療された経緯のある方。大腸精査目的にて今回初回の下部消化管内使用検査に至りました。表題の病変以外に5mm程度の多発する大腸腺腫を4病変認め内視鏡治療させて頂き、本題の病変です。30~35mmほどの横行結腸の管腔内腔を埋め尽くすほどの腫瘍性病変を認めます。

病変サイズは大きいく根部に太まりを伴うも、病変の境界は比較的明瞭、病変の表面構造はM-NBIでおおむねJNET2Aと診断し、いつもお世話になっている内視鏡治療のエキスパートの先生にご紹介させていただきました。類まれなる技術を持つ専門家に相談できる環境に感謝です。

50歳代 男性 慢性下痢

#.横行結腸癌 cT1a

左、中:WLI観察、 右:弱拡大NBI観察

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