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今週の診療について201025~

[2020.10.25]

院長の松岡です。

今週で10月が終わりいよいよ来週から11月です。最近朝は15度を下回る日が続き昨日の夜は10度でした。皆様風邪をひかないようご注意下さい。

10月はずっと検査が多く気が張り詰める日が続いています。私以上にスタッフの体調管理に注意を払い、皆様には安定した消化器内視鏡検査を提供して参ります。

初診外来・インフルエンザワクチン接種希望の方へ

今週も先週同様、終日内視鏡検査が入っています。

・外来受診される方は余裕を持った受診をお願いします。

・初診外来される方は当院の提供できる診療を確認頂き受診をお願い致します。病院ナビから予約システムのご利用もできます。

・インフルエンザワクチン接種の方は可能な限り電話でのお問い合わせは控えて頂き(詳細はHP特設コンテンツを確認下さい)ご希望の方は直接受診をお願いします。終日消化器診療・内視鏡診療でスタッフの電話対応が非常に困難な状況が続いています。ご協力をよろしくお願いします。

挿入困難例の腸から学ぶべきこと

先週、挿入困難例の方の検査をさせて頂きました。色々やれることを全て試みましたが、ある所からカメラが言う事を聞いてくれない同じ局面が何度も形成されたため残念ながら諦めました。速やかに信頼のおける総合病院消化器内科の内視鏡スペシャリストの先生にご相談させて頂きました。大腸カメラ検査を毎日やっていますと年に数人残念ながら一番奥(終末回腸)まで入らない症例に出会います。特に大腸内視鏡は無理をするとよいことがありません。偶発症を発症させない安全な検査をご提供することが開業医である私の責務であり、その次に正確な診断・治療と続きます。腹部治療歴もあるため特殊な内視鏡の使用も視野に入れて再検査を模索して頂くことが患者さんにとってベストな医療となると思います。

同時になぜ最後まで検査を完遂出来なかったのかをフィードバックすることが私にとってとても重要であり次に生かしていきたいと考えます。沢山検査をやらせていただくことで大腸に型があることが分かってきます。人でいうと性格や血液型のような種類といったものでしょうか。また大腸内視鏡挿入法もいくつか流派があります。私の挿入法もその数ある挿入法の中の1つであり、双方が上手くマッチングすることで痛くない内視鏡検査を提供できるというわけです。最近思う事は、どの挿入法が良い悪いといった単純な話ではなく、その腸の型に適した挿入法を選択することが腸にとって大事なのではないかという事です。開業以前から現在も継続してご指導頂いている内視鏡スペシャリストの先生方はそのマッチング能力が極めてすばらしく、直腸にファイバーを入れ、2襞ほどこえた時点で既にどの型の腸か判断され、自身の引き出しの中からその腸に最適な挿入法を選択し迷うことなくパターン認識でいとも簡単に挿入されます。外から検査を拝見していると普通に挿入しているだけのように見えてしまいます(ここが巧みの技です)。様々な挿入法を体得した先生方から学ぶことで自身の挿入法の引き出しを増やし、より皆さんに安定した内視鏡検査を提供していく事が私のライフワークと考えています。

私も巧の先生方に少しでも近づけるよう感覚を研ぎ澄まし腸に歩み寄る技術を磨いてまいりたいと思います。

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