好酸球性食道炎(治らない喉のつまり感) 2024秋の1枚241010⑦
[2024.10.10]
なかなか改善しない咽頭の違和感で来院された方。オリンパス第3世代内視鏡システム(3G-NBI CV1500 X1)、TXI、NBI、そしてRDI観察といったIEEを用いることで診断に至ることができます。
好酸球性食道炎は好酸球性胃腸炎疾患 Eosinophilic Gastroenteritis の1つで、消化管に著明な好酸球浸潤を伴う疾患です。本症例は粘膜上皮層に好酸球浸潤(20/HPF以上)を認め、粘膜優位型の診断に至りました。
確かな器材・適切なモダリティ選択により、正確な診断に繋げることができます。
30歳代 男性 慢性的な喉のひっかかり感
#.好酸球性食道炎 Eosinophilic Esophagitis(粘膜優位型)
左:TXI(mode1)観察、 中:NBI観察、 右:RDI(mode3)観察