メニュー

Sessile serrated lesion:SSL

便潜血陽性/血便/下血/大腸がん家族歴


腫瘍性ポリープには悪性ポリープ(大腸がん)と良性ポリープ(大腸腺腫・大腸鋸歯状腺腫・SSL)が、非腫瘍性ポリープには大腸過形成ポリープ・過誤腫性ポリープ・若年性ポリープ・炎症性ポリープ等があります。

以前は生検検査にて判断していましたが、正確な内視鏡診断を行える時代となり、観察時にその場で診断を行い、そのまま治療が可能です。
拡大内視鏡・画像強調内視鏡を用いることで腫瘍/非腫瘍・癌/非癌の鑑別を行い、腫瘍性病変の中でもJNET2B以深の病変ではクリスタルバイオレット染色によるPit pattern(工藤・鶴田の分類)、VI型pitではInvasive patternを加えることでより深い深達度診断を行えます。最近では500倍拡大できる超拡大内視鏡、またAI診断も普及されはじめ、内視鏡診療の質が高まっています。

Sessile serrated lesion:SSL

鋸歯状病変の1つであり、以前は過形成ポリープと混同されていた時代もありましたが、前がん病変と認識されWHOの改訂でSSA/PからSSLと呼び名も変わりました。平坦病変であるため、NBI観察・色素内視鏡等で正確に診断を行い治療を行います。前がん病変であり、治療適応病変です。

 

<SSL 今週の1枚220908>

<横行結腸SSL(0-Ⅱa病変、ガスが多い) 今週の1枚230726>

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME