毎年検診を受けていますが、特に異常を指摘されなければ、胃・大腸の検査は受けなくてもよいですか?
Q8-C
対策型検診(職場健診・市町村検診)では胃・大腸の精密検査は出来ないと考えて頂いた方が無難です。
注腸検査では腸管の内腔に造影剤を塗り込んで、体表外から間接的に臓器の凹凸を評価します。従って凹凸が僅かな早期病変や、そもそも凹凸が無いような病変の検出は困難なことが多いと言われています。
便潜血検査では病変から出血をきたしている進行病変では陽性ですが早期がんや良性腫瘍では病変表面に出血を認めなければ陰性となることもあります。
よって、健診・検診で異常が無くとも、定期的に胃カメラ検査・大腸カメラ検査を行う事で予防・早期発見早期治療に繋がります。