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慢性胃炎

心窩部痛/胃痛/背部痛/嘔気・嘔吐

2013年2月にピロリ菌感染胃炎に対する除菌治療が保険収載されて、日本ではピロリ菌除菌による胃がん予防が積極的に行われています。
内視鏡によって胃がんを早期発見し内視鏡により早期治療を行うことは、ますます重要視されています。
慢性萎縮性胃炎の内視鏡診断は「木村・竹本分類」により胃粘膜の色調・血管透見像・萎縮境界を確認することで胃炎の広がりを評価します。
さらに、2015年に胃がんの発生リスクやピロリ菌除菌後胃がんの発生リスクを評価するために「胃炎の京都分類」が提唱されました。この胃炎の京都分類ではピロリ菌未感染・ピロリ菌現感染・ピロリ菌既感染をスコア化して評価します。
個々の胃がん発生リスクや除菌後胃がんの発生リスクの評価にも力を発揮されると報告されています。
ピロリ菌未感染の胃粘膜は通常の胃がんの発生リスクは低く、胃粘膜萎縮が高度なピロリ菌陽性胃粘膜では分化型胃がんの発生リスクが高く多発しやすいと言われています。
ピロリ菌現感染慢性胃炎では除菌治療が推奨されています。除菌治療により胃がんの発症は1/3に減少すると言われており、現在多くの方がピロリ菌除菌治療を行っていますが、除菌後胃がんのリスクもあるため、ピロリ菌除菌成功後の方は特に定期的な胃カメラ検査が推奨されます。

 

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