胃ポリープが見つかりました。どうしたらよいのでしょうか?
Q16-C
胃のポリープにはいくつかの種類があります。大半が胃底腺ポリープ、過形成性ポリープと言われるポリープでこれらは治療を必要としないことが多いと言われています。ただ、過形成性ポリープはピロリ菌感染との関係性も指摘されており除菌により縮小・消退することもあります。また病変のsize upを認める場合やポリープ自体が貧血の原因を疑う場合は悪性除外の診断も兼ねて内視鏡切除術を行う事もあります。
一方、治療を要する病変は胃腺腫(良性腫瘍)や早期がん(悪性腫瘍)による胃ポリープがあります。内視鏡観察時に通常白色光のみではなく、NBI(狭帯域光観察)観察、拡大観察、生検(組織の一部を採取)による病理検査による精査を行い治療に結び付けます。