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springtime weekend

[2021.03.20]

院長の松岡です。

3月も20日が過ぎました。春分の日、既に5月並みの陽気であり、次の季節が見え隠れしています。
12月から本当に忙しかったため、診療や内視鏡データの整理等が滞っていたので昨日から黙々と再開しています。データは真実を指摘し、今後の方向を示してくれます。当院の強み・弱みを客観的に把握し4月からの内視鏡診療にさらに深みを持たせることが出来るよう月曜までには分析を終えたいと思っています。

内視鏡検査

先週今週と胃・大腸内視鏡検査でそれぞれ進行病変を認めました。共に貧血や大きな消化器症状はなく、僅かな咽頭違和感と便潜血陽性での検査でした。内視鏡検査の重要性を改めて確認できました。それぞれ速やかに総合病院外科へ紹介させて頂きました。お若い方であっても気になる症状があった際は精査を行うべきと考えます。4月から年度が替わり内視鏡検査の依頼が増えることが予想されます。健診要精査の方や内視鏡検査が必要と思われる消化器症状を有する方は検査枠確保のため、早めの受診をお勧め致します。

一方で

当院は内視鏡検査を積極的に行っていますが当たり前ですが「なんでもかんでも検査をすればよい」とは考えておりません。嘔吐下痢症の急性期時は診察で緊急性の有無を確認し内視鏡検査は必要ないと判断できれば内服加療で経過を見て頂いています(大半の方は改善します)。それでも2~3週間改善しないようであれば採血や画像検査や内視鏡検査を追加して原因検索を進めることとなります。たまに急性期の状況で受診され内視鏡検査を切望される方がおられますが、必ず上記のステップを踏んだ上で対応させて頂いています。また未成年や80歳以上のご高齢の方への内視鏡検査も慎重な対応が必要です。前者については加療を行っても症状の改善に乏しく炎症性腸疾患を疑った場合に本人、両親と十分相談させて頂いた上で、後者も同様なステップを踏み安全に検査を行う事が大切です。

再度情報共有

現在富山では感染の急激な増悪はありませんが、現在もコロナ禍です。当院では継続して各種学会の感染症対策に遵守しての内視鏡検査をさせて頂いています。

内視鏡検査で得られることは多いのですが、内視鏡検査自体がリスクがある検査という意識を皆様にも今一度ご理解頂きたく今回このような文章を書かせて頂きました。必要な方に安全な内視鏡検査を提供することが当院の役割と考えます。ご理解頂けましたら幸いです。よろしくお願い致します。

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