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ピロリ菌除菌後の胸やけ・げっぷ・胃酸逆流

[2019.03.11]

院長の松岡です。

昨日東京で開催された内視鏡セミナーに参加してきました。非常に勉強になること多かったです。初心を忘れず当院を選んでくださる皆様に技術で還元できるようスタッフ一同全力で診療に向き合って参ります。

 

逆流性食道炎

1か月以上前から胸やけ・胃酸逆流を認め、内服加療するも改善しない方が上部消化管内視鏡検査を希望はされ来院されました。胃カメラ検査では下部食道粘膜をぐるっと一周取り囲む強い炎症のタイプの逆流性食道炎とバレット食道を認めました。検査前の問診ではピロリ菌除菌成功後とのことでした。ピロリ菌除菌をされた方であれば説明を受けていると思いますが、胃内のピロリ菌が消失するため胃内の酸性濃度が上がり(元のピロリ菌がいない状態に戻り)ます。よって「ピロリ菌既感染もしくはピロリ菌未感染の方でかつ食道と胃の間の横隔膜の締め付けが緩い方」胃酸の食道への逆流が目立ち食道粘膜に障害を及ぼすこととなります。その結果、逆流性食道炎やバレット食道が発生します。適切な内服薬の選択と食生活の是正にて症状の改善が期待できますので、同様の症状でお悩みの方はお近くの医療機関へご相談下さい。

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