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苦手を克服するには

[2020.08.07]

院長の松岡です。

今日も内視鏡検査が多かったため、外来受診の方にはご不便をおかけいたしました。

苦手意識を払しょくするには

先日大腸カメラ検査で挿入が大変困難な症例がありました。検査開始すぐから所謂「私の苦手としている型」であることが分かりましたので挿入困難になる前に先手先手を打ちました。が、気がつけばハマってしまう寸前の状態でした。考え方を変えこれまでとは異なるアプローチで展開したところ苦戦はしましたが何とか完遂出来ました。しかも上行結腸に大きな早期がんがあり丁寧に水洗を行いM-NBI観察、色素観察を行いしっかり治療方針を立てることが出来ました。

(またかと思われるかもしれませんが)内視鏡検査はまずはしっかり挿入できなければ病気を確認できませんし、病気を確認できなければ治療に結び付けることも当然できません。また苦手意識があれば必ず挿入イメージにも影響が出ます。最近「沢山検査をすれば失敗する可能性を減らすことが出来る」ことの意味が分かってきた気がします。当たり前の事と思いますがひたすら体を動かすことでようやく理解できてきました。ある鮨職人の方が「圧倒的な練習量はうそをつかない」と言っていました。ひたすら基本操作を繰り返し修練を積むことで安全に辛くない内視鏡を確実に提供できる力を身につけていきたいと考えます。

明日の診療について

さて明日も内視鏡検査が多いことが予想されます。外来受診される方は時間に余裕を持って来院をお願いします。お待たせすることが多いと思います。

明後日から当院は夏季休暇に入ります。短い期間ではありますがスタッフは英気を養い、私はこの時期ですのでいくつかの学会にオンライン参加し最新の情報のアップデートをする予定です。休みの間にしっかり勉強し2020年後半の診療に備えたいと思います。また、当院のオリンパス内視鏡システムも一新致します。今後、ますます正確な内視鏡検査を提供できるのではないかと思います。

※14日、15日の診療受付時間が通常時と変更がありますのでご注意下さい。

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