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消化器疾患に腹部エコー検査を

[2018.03.23]

院長の松岡です。

当院では内視鏡検査以外に腹部エコー検査を行い、腹部臓器の精査を行っています。

先週も背中が痛いと言って来院された方の精査で腹部エコー検査を用いることにより、腎結石による水腎症と診断でき、連携させて頂いている総合病院で速やかな治療を行っていただきました。腹部エコー検査は疼痛を伴わず、被曝することなく行える検査ですので病気の診断に非常に有効です。

当院では腹部エコー検査を可能な限り、初診日にも行えるよう配慮しています。特に強い症状があり、腹部エコー検査ですぐに症状の原因の確認が必要と判断した場合、午前に検査を希望の方は朝食を、午後に検査希望の方は昼食を控えていただき来院いただければ初診当日に検査可能です。健診異常等で緊急性が無い場合は後日検査とさせていただくこともございます。ご理解のほどよろしくお願い致します。

お気軽にご相談下さい。

 

【超音波】

超音波とは高周波数の波であり人間には聞こえません。超音波検査では体外から腹部へ向け超音波を出し、体内の臓器から跳ね返る反射波(エコー)を受け取ることにより、振幅波を電気信号に変えて画目に見える形として確認します。魚群探知機と同じ原理であり、臓器臓器の状態を放射線被曝することなくリアルタイムに観察できる安全な検査です。

 

【腹部エコーでわかること】

肝臓、胆嚢、胆管、膵臓、腎臓、虫垂、膀胱、卵巣などの腹腔内(骨盤内)臓器が対象となります。腫瘍、ポリープ、炎症、結石などの異常を確認したり、急性腹症の原因検索として用います。

脂肪肝、肝のう胞、肝内結石、肝血管腫、肝硬変、肝臓がん、胆のう結石、胆のうポリープ、胆のうがん、胆管結石、胆管がん、膵のう胞、膵炎、膵がん、腎のう胞、腎結石、水腎症、腎がん、腹水、腹部大動脈瘤などの異常を確認します。

 

【検査方法】

ベッド上に寝て頂き、両手を頭の方に上げ、腹部を十分に露出した状態で検査を行います。腹部にゼリーを塗りプローブを腹部に軽く押し当てながら、リアルタイムに臓器の観察を行います。

 

【注意点】

エコー検査では腹腔内に空気がたくさんあると、詳細な観察ができません。よって検査は絶食の状態で行うことが前提となります(食後の状態では消化管内に大量の空気があるため)。検査当日は絶食で来院ください。

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