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日々、内視鏡から学ぶ

[2021.06.16]

院長の松岡です。

毎日内視鏡検査を担当させて頂いていると色々あり、私自身が皆様から学ばせて頂くことが多いです。高温多湿のこの時期、食中毒や消化管アニサキス症にご注意下さい。

CLEANTOP KD-1

今日は午前中かけて内視鏡洗浄器のメンテナンスに入って頂いていました。当院は「カイゲンファーマ(株)製 CLEANTOP KD-1」を使用させて頂いています。メンテナンス頂いた担当者さんから問題無しと報告を受け安心致しました。総消毒回数9261回と、KD-1は働き者です。この機器がないと内視鏡検査はできません。本当にありがとうございました。先日の工事を含め今後より安全に内視鏡検査を提供していける仕組み作りを展開していく予定です。

そうだったんですね

先日大腸カメラを受けに来院された方の話です。

以前受けられた検査が凄くつらかったとのことで色々調べて当院を受診された方でした。大腸検査はトラブルなく粛々と終わり、大腸腺腫(良性の腫瘍)を4病変切除させて頂きました。検査後に付き添いの息子さんも診察室に入って頂き、一緒に検査画像を見ながら説明させて頂きました。しっかり拡大観察にて診断した上で切除したこと、後日病理結果を説明させて頂くことをお伝えしました。ここまでは当院の日常の絵です。ここからが今回の話題です。本当に感動というか、何とも言えない気持ちになりましたので皆様にも情報共有させて頂きます。

~診察終了間際の患者さん親子の会話~

息子さん「今回、本当によい親孝行ができました。」

患者さん「息子に勧められて検査を受けて良かった。辛くなかった。」

息子さん「病気もしっかり切ってもらい安心しました。今日は良い日になりました。」

患者さん「本当にそうだ。」

息子さんがお父さんのために事前に色々調べて、わざわざ検査のために仕事を休んで一緒に来院されたとその時理解できました。しかも、そうなんです6月20日は父の日なわけだったのです(スタッフから教えてもらいました)。普段外来をやっていて、それほど感情をもらう事は無いのですが、今回本当に感動してしまいました。上記はほんの数分の話です。気持ちは相手に伝わると実感しました。本当に良い時間をありがとうございました。

なぜ気持ちが動いたか

そこで、今回なんで感動したのかを自分なりに分析してみました。

息子さん自身が内視鏡を受けるわけではなく、大切なご家族「お父さん」のために内視鏡検査をプレゼントされたわけです。

即ち「ご家族への強い思いの詰まった検査であったから」と理解できました。

今回の検査にかかわらせて頂くことが出来、当院として本当にうれしく思いました。今後も「ご自身の健康維持」はもちろんのこと「大切なご家族の健康維持」のために当院を利用して頂けるよう、そして皆様に満足して頂ける内視鏡診療をいつでも提供できるよう努力していきます。月並みな言い方ですが内視鏡検査を受けることは皆様にとって非常に敷居が高い事であります。且つ受診される時は消化器症状がありつらい状況です。そんな状況下で体に負担のかかる検査を受けようと一大決心をして当院に受診されるわけです。当院は常に「皆様の視点」を忘れずに日々消化器・胃腸科診療に向き合っていきます。

まつおか内視鏡内科の内視鏡

今回「消化器がんで悲しむ人を1人でも減らしたい」という思いで創業した、当時の気持ちを強く再確認させて頂ける瞬間を頂きました。本当に嬉しいことです。内視鏡技術を追求することで、街の内視鏡医として総合病院で提供されている技術にできるだけ近い医療を手軽に提供できる「場」を作っていきたいと思います。

苦痛の少ない大腸カメラ検査や胃カメラ検査を「これだったらまた受けてもよいかな」と皆様に言っていただけるよう、さらに「ぜひ家族にも検査を勧めたい」と言っていただけるよう精進して参ります。

 

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