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大腸カメラ検査・日帰りポリープ切除術後の注意点について

[2018.02.11]

院長の松岡です。

 

お電話で内視鏡検査のお問合せが多く、その中でもご質問が多い【大腸カメラ検査後、内視鏡手術後の注意点】をご説明させていただきます。初めての検査となる方も多いと思いますので、まずはご一読頂けましたら幸いです。

 

先週で内視鏡手術件数が100件を超えました。これまで大きなトラブルなく診療ができているのも、内視鏡手術を受けて頂いている皆様に、検査前・検査後の注意点をしっかり守っていただいているからだと考えます。当院ではなるべく一回の内視鏡検査時に、その場で正確な診断を行い、治療を要すると判断し、そして内視鏡治療できると考える病変については可能な限りその場で内視鏡手術を行います。

これからもつらくない、正確で安全な検査を手軽に受けて頂けるようスタッフ一同努力致します。

 大腸カメラ検査後の注意点

大腸カメラ検査後は観察時に腸内にガスが沢山入っていますので可能な範囲でおならをしてください。おならが出るに従い腹満症状は徐々に改善します。検査後問題がなければ直ぐに検査結果の説明となりますが、患者様の状況に応じて点滴の追加や生体モニター管理下観察を行うこともございます。皆様の安全を最優先して対応させて頂きます。鎮静剤使用した場合、検査後1日は車の運転はできません。

 <観察のみで検査が終了した場合>

お腹が落ち着いてから温かい飲み物を提供させていただきます。その後気分が悪くならなければ、軽い食事をされても構いません。

 <生検検査・内視鏡手術を施行した場合>

術後しばらくの食事・生活に関する注意事項の説明書をお渡ししご説明させていただきます。また、検査結果は検査当日に結果をお伝えすることができません(生検・手術検体は全例当院と契約している熟練した病理医による顕微鏡検査を行っています)。次回外来診察日に詳細をご説明させていただきます。

 もちろんですが当院では内視鏡手術後の偶発症への対応も行っております。術後後出血(肛門から血が出る、便に血が混ざる)、腹痛が続く場合は当院へ連絡して頂くか、診療時間外は院長へ直接お電話頂きます(内視鏡手術となった方全員に院長の電話番号をお教えしております)。最後まで責任をもって対応させて頂きます。

 内視鏡手術後の注意点

 最初は少しの水分から飲水頂きます。

術後1週間は胃腸に優しい食事を心がけて頂きます。アルコール、香辛料、炭酸飲料水、脂っこいもの(肉類、揚げ物、ラーメン)、刺身等の生もの等は避けて頂くことで偶発症の発症を減らせます。

特に大きなポリープを切除した場合は後出血の可能性が高いため、より慎重な対応を行います。止血剤点滴、内服処方を行い、翌日に診察のため来院して頂くこともあります。大きなトラブルが無ければ流動食(ヨーグルト、ゼリー等)からスタートして頂き、お粥や素うどん、そして通常食と慎重にに食上げを行います。

腹圧のかかる運動(ゴルフ、テニス、ジョギングなど)、雪かきは 1週間避けて頂きます。

術後1週間は出張や旅行は避けて頂きます。

 

<大腸ポリープ切除後の後出血の対応>

<S状結腸腺腫(RDIを用いて常時安定した内視鏡) 今週の1枚231108>

 

 

 

 

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