メニュー

内視鏡検査の取り組み③ 病診連携(総合病院内視鏡センター様との連携)について

[2018.01.25]

院長の松岡です。

昨日からの大雪で大変ですが体調崩さないよう自己管理の徹底を行いましょう。

先日当院で内視鏡治療を受けた方の病理結果(顕微鏡結果)が治癒切除ではなかったため(切除した下の粘膜面に腫瘍細胞浸潤を認めた)、追加外科治療が必要となりました。内視鏡治療時に病変をズームアップし表面の模様の拡大観察を行い内視鏡的治療適応病変であるかどうかを治療前に必ず確認(腫瘍・非腫瘍か、腫瘍であれば癌・非癌か、病変の深さの想像)を行いますが、表面からしか病変を見ることができません。よって内視鏡的に治癒切除できると判断しても、病理結果を確認すると外科的追加切除術が必要なことがありますので病理結果は非常に重要です。内視鏡的治療後に外科的追加切除が必要な場合、一旦内視鏡的に病変を切除してあり瘢痕(切ったあとの傷跡)しか残っていないため、そのままですと外科治療時にどこを切るべきが分からないことが多いので、手術前に瘢痕部にマーキングクリップというレントゲンで写る金属性のクリップを留めることで、外科の先生がしっかり切除範囲を把握できるというわけです。

昨日、上記の方の術前マーキングクリップを留める内視鏡検査をお世話になっている関連病院にてさせて頂きました。前回の内視鏡画像と比較しながら追加手術を行う瘢痕部にクリップを打つことができました。

当院では一般内科診療はもちろんのこと、内視鏡に関わる治療においても責任をもって対応させて頂きます。今後も病診連携の徹底を図り、安全で正確な検査・治療を実践していきたいと考えます。よろしくお願い致します。

HOME

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME