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内視鏡検査の取り組み② 院内感染対策

[2018.01.22]

院長の松岡です。

患者様から内視鏡関連の洗浄や感染症対策についてご質問を受けましたので良い機会ですのでご説明させていただきます。

スタンダードプリコーション

当院では院内感染対策として「スタンダードプリコーション」と いう感染症対策の考え方を履行しています。あまりなじみがなく聞きなれない用語と思いますがスタンダードプリコーションとは 全ての患者さんの分泌液(血液・体液・排泄物等)は感染可能性がある対象として取り扱う という考え方です。よって、感染症の有無を問わず、全 ての患者さんを感染の可能性がある対象として対応します。

 内視鏡検査ではこれまで、B型肝炎ウイルス・C型肝炎ウイルス・ 梅毒等を事前検査行うことで感染症を持つ患者さんと、感染症を持たない患者さんに分けて、 内視鏡スコープの洗浄・消毒法等を変えていたこともあったようですが、当院で使用する内視鏡検査機器は全て、感染症区別を行わず 消化器内視鏡学会のガイドラインに準じた方法で洗浄・消毒・履歴管理を行っています。スタンダードプリコーションは、我々に関連する全ての感染症をチェックすることは不可能であることを前提としており、かつ 現時点の医学では分かっていない未知の感染症にも対応するための対応策です。

当院では内視鏡検査・手術をより苦痛を少なく・適切に・安全に行う点はもちろんのこと、医療安全・感染症対策の面にも十分注意を払い検査を行います。きれいな内視鏡で皆様に気持ちよく検査を受けて頂けるよう心掛けて参ります。ご不明な点等ございましたら何なりとお尋ねください。

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