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下痢嘔吐・胃痛・下腹部痛・黒色便・鮮血便や、しつこい咳・咽頭痛・扁桃炎等GW明けですのでご注意下さい

[2018.05.08]

院長の松岡です。

GWが終わり、いつもの日常へようやく体が慣れてきている時と思います。

GWの暴飲暴食や疲れと、ここ数日の雨のため、体調を崩されている方が多いと思いますのでご注意下さい。

連休明け、下痢嘔吐の患者さんの来院が多くなっています。急性の下痢嘔吐症といっても、ウイルス性胃腸炎(いわゆるお腹の風邪)から食中毒まで様々です。前者は急性期対応を行えば大丈夫なことが多いですが、後者はしっかり診断を行わないと適切な治療に結び付けることが出来ません。

本日下痢嘔吐で大腸カメラを行った方は回盲部(大腸の一番奥)に大きな潰瘍を認め、細菌感染を疑い生検検査と培養検査を行いました。別の嘔吐を主訴に来院された方は十二指腸球部に潰瘍を認めました。胃潰瘍・十二指腸潰瘍がある場合は出血を伴うことが多く、そのような場合は黒色便(便が黒色に変色)することが多いです。ただ、最近のトイレは自動水洗機能が標準装備されている賢いタイプが多いため、注意深く観察しないと自身の便の色を確認することが困難なことが多いので注意が必要です。

また、2週間以上持続するしつこい咳で来院される方も多いです。皆さん口をそろえて「風邪が治らない」と訴えて来院されますが、詳しく調べると風邪で無いケースがほとんどであり、正確な診断をつけることで使うべき薬剤を適切に選択でき、症状の改善に繋がります。

 

普段と異なる・症状の治りが遅い等、おかしいなと思われる場合は最寄りの医療機関へ受診されることをお勧め致します。

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