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ピロリ菌除菌が成功していると言われていたのに..除菌後胃がん

[2019.08.26]

院長の松岡です。

ピロリ菌除菌治療が保険収載されてから本邦では多くの方が除菌治療を行っています。

ピロリ菌除菌療法により胃がんや胃潰瘍のリスクは減らすことが出来る時代になってきました。特に背景胃粘膜にピロリ菌伴う慢性胃炎がある方では胃がんリスクが高く、早期胃がんの段階で病気を早期発見早期治療により内視鏡治療で完治出来ます。

そして、内視鏡を用いた早期胃がん治療も積極的に行われています。

ただ、注意しないといけない点も報告され始めています。ピロリ菌除菌後であるにもかかわらず胃がんが新たに発症したと報告がある事実です。

除菌後胃がんは一般的な早期胃がんと異なる性質や特徴を有していることが多く、しっかり内視鏡検査を行う事で微小病変が発見されることが多いと言われています。

ある程度の年齢で除菌成功された方(菌は駆逐されていますがこれまで長年菌による慢性炎症が残存する)や、早期胃がん内視鏡治療後の方(同時性異時性発症の可能性)は、特により精度の高い内視鏡検査が求められると考えます。

 

上記の該当の方、並びに心配な方はお気軽にご相談下さい。

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