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スクリーニング内視鏡の精度を上げる

[2021.05.20]

院長の松岡です。

逆流性食道炎と思っていたが

先日から食道癌、頭頚部腫瘍、食道アカラシアなど胃カメラにて診断がつく疾患の発見が続いています。胃酸が逆流して辛い、24時間ずっと食道の閉塞感があり逆流性食道炎ではないかと思っているなど。。「いつもとおかしい」と思った時こそ内視鏡検査を受けるタイミングかもしれません。

特に上記症状があり且つ「喫煙と飲酒をたしなみ、これまで胃カメラ検査を受けていない方」は要注意です。内視鏡検査をご希望の方はお気軽にご相談下さい。

effective detection

 当院はオリンパス社製内視鏡を導入しています。新ユニット「EVIS X1 CV1500」ではキセノン光から5LEDと光源も進化しており、通常光WLIの他、IEE(NBI)、色素内視鏡も従来と比してかなりよく見えます。X1ではさらに新たなモダリティーであるTXIが追加ラインナップされました。当院でも昨年8月から色々試しております。「①スクリーニング:病変の拾い上げdetection→質的診断characterization→②精密検査:量的診断staging」の中のdetectionにおけるTXIの可能性について明るい話題提供がありました。講演の中で「内視鏡医はWLIに慣れているだけかもしれない」というフレーズがとても印象的でありました。食わず嫌いは良くありません。まずは試してみることが大切です。内視鏡開業医がIEEを積極的に用いることでより効果的な病変の拾い上げを行い、治療へと結び付けられるのではないかと思いました。結果を出せるようしっかりセッティングを行い万全な準備を行って参ります。

その他、今後の対策型内視鏡検診の展望としてAI導入による複数の有益性にも話があり、日々の内視鏡診療においてもAIと共存していく必要性を感じました。

 

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