メニュー

S状結腸腺腫(NBI+TXIモードで精度向上 ⑨) 今週の1枚260414

[2026.04.14]

便潜血陽性をきっかけに来院された患者様の症例です。大腸カメラ検査を実施したところ、S状結腸に5mm大の隆起性病変(0-Isp)を認めました。

S状結腸における管状腺腫の診断と治療

拡大NBI観察により、病変をJNET分類2Aと診断しました。診断結果に基づき内視鏡治療を行い、摘出組織の病理検査の結果は管状腺腫であり切断端も含め治癒切除であることが確認されました。

画像強調内視鏡(IEE)の有用性

  1. 病変の発見と観察
    便潜血陽性後のスクリーニング検査において、最新の内視鏡システムを活用しS状結腸の病変を的確に捉えます。
  2. 拡大観察による精密診断
    NBI,TXI,NBI+TXIなどの画像強調技術を駆使し、粘膜模様や血管の視認性を向上させることで診断精度を高めます。
  3. 内視鏡的治療の実施
    正確な診断に基づき低侵襲な内視鏡治療を行い、完全切除を目指します。

NBI A8観察に、TXI(Texture and Color Enhancement Imaging)を組み合わせたNBI+TXI(typeA)観察では、粘膜の微細な表面構造や血管パターンが強調されます。検査中にリアルタイムで画像モードを切り替えるIEEは、病変発見率(ADR)の向上と診断精度の向上において、非常に強力な武器となります。

症例の概要

対象患者 50歳代 男性
主訴 便潜血陽性
診断およびサイズ S状結腸管状腺腫(5mm大、0-Isp病変)

各モードによる内視鏡観察画像

各観察モード(WLI、TXI、NBI)を用いることで、病変の形態や血管構造を多角的に評価しています。

WLI観察 TXI mode1観察 NBI弱拡大観察 NBI+TXI弱拡大観察

HOME

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME