S状結腸腺腫(便潜血陽性、複数病変) 今週の1枚260506
[2026.05.06]
便潜血陽性をきっかけに見つかった大腸ポリープの切除例
便潜血検査で陽性と判定され、精密検査のためにご紹介いただいた方の事例です。大腸カメラ検査(大腸内視鏡検査)を実施したところ、S状結腸に12mm大の発赤を伴うⅠp病変(有茎性ポリープ)が認められました。
拡大NBI観察による精密診断と治療
最新の拡大NBI観察を用いたところ、病変の状態はJNET2Aと判断されました。治療方針として内視鏡的一括切除を選択し、安全に処置を行いました。
内視鏡治療の具体的なステップ
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NBI拡大観察
特殊な光(NBI)を用いて、病変の表面構造や血管を詳細に観察し、良悪性の診断を行います。 -
スネアリング焼灼術
スネアという金属の輪をポリープにかけて、高周波電流で焼き切る処置を行います。 -
クリッピング縫縮
切除した部分を金属クリップで閉じることで、術後の出血や合併症のリスクを低減します。
治療の経過と病理結果
病理検査の結果は治癒切除であり、特にトラブルもなく無事に治療を終えることができました。今回の検査では、主病変を含め合計で4つの病変を内視鏡により切除いたしました。
| 患者様情報 | 50歳代 女性 |
|---|---|
| 疾患名 | 大腸腺腫(12mm 0-Ⅰp) |
治療時の内視鏡画像
左の写真はNBI弱拡大観察、中央はスネアリング焼灼術後の様子、右はクリッピング縫縮後の状態を示しています。
