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S状結腸腺腫(NBI+TXIモードで底上げ ⑥) 今週の1枚260405

[2026.04.05]

便潜血検査で陽性判定を受け受診された方の、大腸内視鏡検査および治療の症例をご紹介します。検査ではS状結腸に7mm大のポリープ(0-Ⅰsp病変)を認め、拡大内視鏡による精密な観察ののち、内視鏡的一括切除を行いました。病理検査の結果、切除断端は陰性であり、無事に治癒切除となった症例です。

大腸内視鏡検査による診断と病理結果

患者様情報 40歳代 女性
診断結果 S状結腸管状腺腫(7mm大 0-Ⅰsp病変)
治療内容 拡大NBI観察(JNET2A)および内視鏡的一括切除

浸水下観察による身体への負担軽減と精度の向上

当院では、浸水下観察という手法を取り入れています。腸管内に水を注入し、その浮力を利用して病変の観察や処置を行うことで、腸管への負担や検査時の苦痛を軽減することに繋がります。また、水中では屈折率の関係で非拡大状態でも病変がわずかに拡大して見えるため、より詳細な観察が可能となります。

最新システムCV1500による高度な画像強調観察

最新の内視鏡システム「CV1500」は、5LED光源の採用により従来よりも光量が大幅にアップしています。これにより、通常のWLI(通常光観察)よりもTXI(構造強調画像)を用いることで、病変の表面構造や輪郭を容易に認識できるようになりました。さらに、NBI(狭帯域光観察)にTXIモードを併用することで、JNET分類に基づいた病変の質的診断の精度がより向上します。

各モードによる内視鏡画像の比較

以下の画像は、同一の病変を異なる画像強調モードで観察した比較です。これらの技術を駆使することで微細な病変の発見と正確な診断をサポートしています。

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