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進行腸S状結腸癌(繰り返す血便) 今週の1枚260422

[2026.04.22]

6か月前から続く血便を主訴に来院された方の症例です。当初は痔核(いぼ痔)による出血と思い込み、しばらく受診を控えていたようですが、症状が改善しないため当院での大腸内視鏡検査に至りました。

6か月続く血便の検査で判明した進行S状結腸癌

検査の結果、遠位S状結腸に3/4周性を占める腫瘍性病変を認めました。病変の周囲は腫瘍細胞の増生による腫れ上がったような緊満感のある隆起を形成しています。さらに中央部の陥凹面(へこみ)では、腫瘍細胞が腸の壁の深い層(固有筋層)まで浸潤を疑う、粘膜筋板の脱落を伴う一段落ちた潰瘍形成が確認されます。診断の結果、速やかに提携している総合病院の外科へご紹介させていただきました。

内視鏡検査(大腸カメラ)による観察所見

以下は、内視鏡検査時にWLI(白色光観察)によって撮影された画像です。

症例の概要と病理診断

患者様情報 60歳代 女性
主な症状 持続する血便
最終診断 進行S状結腸癌(adenocarcinoma:腺癌)
観察手法 WLI観察(白色光による通常観察)

血便が続く場合は放置せず大腸カメラ検査を

「血便が出ているけれど、おそらく痔だろう」と自己判断して受診が遅れてしまうケースは少なくありません。持続する血便には重大な疾患が隠れている可能性があります。早期発見ができれば低侵襲な治療が可能な場合も多いため、少しでも気になる症状がある時は早めに大腸カメラ検査による精密検査を受けることをお勧め致します。

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