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①消化器内視鏡の研究会に参加しました

[2020.01.20]

院長の松岡です。


昨日、浦和で開催された消化器内視鏡研究会に参加してきました。

①対策型胃がん検診について

2015年以降対策型検診として導入された胃カメラ検査の意義を今一度再確認できました。検診受診者全体の死亡率を下げることが狙いです。

がん検診を受ける意味は「がんの早期発見を行う」こと以外ありません。早期発見することで適切な治療を選択できる可能性が広がります。

2017年のデータでは全死亡者の約3.6人に1人が悪性新生物で死亡しています。

また急速に高齢化が進行している日本では、高齢者の方々のがんが増加しておりがん対策上大変重要な課題となっている問題提示もありました。

 

②食道表在がんについて

日本で多いと言われてる食道扁平上皮から発育する食道扁平上皮表在がんの他、以前から徐々に増加している表在食道腺がんについて系統的に学ぶことが出来ました。

通常観察(White Light Imaging)、ヨード色素観察(Lugol chromoendoscopy)、画像強調内視鏡(Image Enhanced Endoscopy)を適宜用いることで、いかに早期の状態で病変を検出させるか等の内視鏡テクニックを学べました。

 

③大腸腫瘍について

WHOの改訂の話、国立がん研究センター中央病院のデータ等の貴重な話があり、早速本日の診療から取り入れていきたいと考えます。

大腸ポリープ切除は丁寧な術前診断を行う事が一番大事であり、この分野も上記の如く、拡大NBI観察、色素内視鏡観察を行う事が大前提であり、その上で病変の領域性などを加味して総合的に診断を行う重要性を再認識できました。

 

④炎症性腸疾患について

現在日本に潰瘍性大腸炎は22万人、クローン病は7万人の患者さんがいると言われており、その数は増加しています。今回炎症性腸疾患について非常にクリアカットに学ぶことが出来ました。

特に潰瘍性大腸炎の活動性評価に用いる内視鏡的診断についてUCEISを導入すべきであること、また潰瘍性大腸炎関連がんの外来管理・内視鏡検査の注意点について具体的に改めて勉強でき、非常に有益な時間となりました。

 

 

当院は富山の消化器がんの早期発見・早期治療に全力で取り組むことをライフワークとしております。
消化器疾患でお悩みの方は、ぜひ当院を活用して頂けましたら幸いです。

今後もまつおか内科医院をよろしくお願い致します。

 

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