早期S状結腸癌(便潜血陽性、初めての大腸カメラ) 今週の1枚251105
便潜血陽性を主訴に受診された方。大腸内視鏡検査では近位S状結腸に15mmを超えるⅠs病変を認めました。病変周囲にwhite spot signを伴い、WLI観察では発赤・緊満感あり、NBI観察で主としてJNET2A病変であるも中央の平坦陥凹部に一部JNET2Bを認めcTisと術前診断致しました。マージンを十分確保し病変切除術を行いました。切除面の拡大観察を行い完全縫縮し検査を完遂致しました。病理結果は半分は高分化管状腺癌、半分は高異型度管状腺腫。pTis、治癒切除でした。上記以外に複数病変を認め全て内視鏡治療を行いました。
丁寧な観察~診断~治療を行うことで安定した大腸カメラ検査の実践に繋がります。当院はIEEを適材適所用いて大腸癌の早期発見・早期治療を心がけております。ご自身のため・大切なご家族のため、人生初めての胃カメラ・大腸カメラは本当に大切です。
60歳代 男性 便潜血陽性
#.早期大腸癌 pTis #2.多発性大腸腺腫
左上:NBI観察、 右上:弱拡大NBI観察
左下:焼灼後、 右下:クリッピング縫縮後
