早期胃癌(貧血、ピロリ菌未感染) 2024秋の1枚241011⑧
[2024.10.11]
血便を主訴に受診。大腸カメラ検査で進行大腸癌を認め治療を行ったものの、貧血に伴う心負荷性浮腫の増悪を認めた方。胃カメラ検査にて胃体下部後壁にWLIで平坦陥凹面に遠景観察で弧状変形を伴う発赤調平坦陥凹病変、AIM散布でwash outされる0-Ⅱc病変を認めました。内視鏡治療適応病変と考え、いつもお世話になっている内視鏡治療スペシャリスト医にコンサルトさせて頂きました。型に沿って検査を行うことの大切さを改めて理解できる症例でした。
80歳代 女性 ピロリ菌未感染慢性萎縮性胃炎0-3
#.早期胃癌 0-Ⅱc adenocarcinoma tub1
左上:WLI観察 中、右:AIM散布観察