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多発性大腸腺腫(NBI+TXIモードで補完④) 今週の1枚260403

[2026.04.03]

便潜血陽性を契機としたS状結腸病変の切除事例

便潜血検査で陽性を認め、紹介受診された患者様の事例です。大腸カメラ検査(大腸内視鏡検査)を実施したところ、S状結腸に4mm大の病変(0-Ⅰs)が発見されました。拡大NBI観察にてJNET2Aと診断し、内視鏡的一括切除を施行したところ、病理結果は治癒切除でした。最終的に合計4つの病変に対してトラブルなく低侵襲な内視鏡的治療を完遂することができました。

NBIとTXIの併用による内視鏡診断の高度化

従来のNBI単独使用と比較して、NBIにTXIを併用することで構造強調が加わり、病変の輪郭がより明確になります。周囲の粘膜組織と比較して、茶褐色(brownish)に見える部分のコントラストが強調されるため、より精緻な観察が可能となります。

複数の病変を可能な限り見逃さずに発見し、正確な診断に基づいて適切に切除するためには、画像強調内視鏡(IEE)を効果的に活用することが極めて重要です。当院ではこれからも大腸腫瘍発見率(ADR)の向上に努め、質の高い検査を提供してまいります。

症例詳細と観察画像の比較

対象患者様 50歳代 男性
診断名 大腸管状腺腫(4mm大 0-Ⅰs)
内視鏡観察画像(左から:通常光、NBI、NBI+TXI)

以下の画像は、同一病変を異なるモダリティで観察したものです。モードごとの見え方の違いをご確認いただけます。

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