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回盲部腺腫(NBI+TXIモードで見通す⑤) 今週の1枚260404

[2026.04.04]

便潜血陽性をきっかけに受診された、過去に大腸ポリープの治療歴がある患者様の症例です。大腸カメラ検査において、回盲部に6mm大の隆起性病変(0-Isp型)を認めました。拡大内視鏡を用いた観察により、JNET分類2Aと診断し、適切な手法で内視鏡的一括切除を行いました。

術後の病理検査結果は、低異型度管状腺腫が確認されました。術中・術後ともにトラブルはなく、安全に大腸内視鏡治療を完了しています。

症例概要と治療データ

患者様情報 50歳代 男性
診断名 回盲部管状腺腫(6mm 0-Isp)
治療内容 内視鏡的一括切除

画像強調システムを用いた精度の高い内視鏡診断

当院では、WLI(通常光観察)、TXI(構造強調画像)、NBI(狭帯域光観察)、そしてNBIにTXIを組み合わせたNBI+TXIモードなど、検査中にリアルタイムで観察モードを切り替えながら診断を行っています。同一の病変を異なる画像強調技術で観察することで、それぞれの特性を活かした詳細な評価が可能です。

内視鏡検査は一期一会であるからこそ、その瞬間にいかに正確に診断しきるかがカギとなります。画像強調内視鏡(IEE)を適宜活用することで、病変の見落としを防ぎ、診断の精度を向上させてまいります。

関連情報

内視鏡観察画像による比較

以下の画像は、同一のポリープを異なるモードで観察したものです。それぞれのモードによって血管構造や表面の凹凸の際立ち方が異なることが分かります。

左上:WLI(通常光)観察、右上:TXI mode1観察、左下:NBI弱拡大観察、右下:NBI+TXI弱拡大観察

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