今週の診療260419~ IEEと春の調和・調整
院長の松岡です。
4月も後半に入り、まもなくゴールデンウィークを迎えます。
当院ではこの長期休暇を利用して、医療機器の入念なメンテナンスを予定しています。機器の性能を維持する上で最も大切なことは、単なる消耗品の交換だけでなく、本来の基準値を正確に再現することです。機器のオーバーホール(分解点検)においては、以下の手順を徹底し、常に最良の状態で検査を提供できるよう努めています。
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分解
内部の細かなパーツまで慎重に取り外します。 -
洗浄
各部品に付着した汚れを徹底的に除去し、目視可能な状態にします。 -
観察
摩耗やクラック、金属疲労がないか、細部まで確認を行います。 -
計測
専用器具を用い、現在の数値が適正かどうかを精密に測定します。 -
仮組み
一度仮の組み立てを行い、全体のバランスを確認します。 -
組み上げ
全ての調整を終え、工場出荷時の精度を再現するように適正トルクで最終的な組み立てを行います。
組み上げる土台となる躯体が劣化していては、正しい計測値は得られません。当院では常に土台となる機材そのものを正しく整えることで、最新の内視鏡システムによる精度の高い検査を実現しています。
最新の内視鏡システム「EVIS X1」による医療イノベーション
当院では、次世代の内視鏡システムであるEVIS X1を導入しています。これまでの技術をさらに進化させた最新のテクノロジーを駆使することで、安全かつ正確な消化器内視鏡診断の提供を目指しています。
| EVIS X1 | 精密な観察を可能にするオリンパス社製の最新ビデオシステムです。 |
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| 5LED・4K | 高精細な画像と最適な光源により、微細な病変の視認性を高めます。 |
| BAI-MAC | 暗部を明るく補正し、解析をサポートする新しいアルゴリズムです。 |
街の内視鏡医として果たすべき重要な使命
病変を確実に見つけ出す発見の重要性
内視鏡医に最も求められる役割は、病変を確実に見つけ出す早期発見にあります。どれほど優れた治療技術があっても、病変を発見できなければスタートラインに立つことはできません。当院では、病変を拾い上げる存在診断こそが治療の要であると考え、日々の診療において微小なサインも見逃さないよう注力しています。
画像強調内視鏡(IEE)による診断の上乗せ効果
IEE:Image Enhanced Endoscopy 画像強調内視鏡(NBI,TXI,RDI,NBI-TXI)を適切に活用することは、胃カメラや大腸カメラにおいて極めて高いパフォーマンスを発揮します。病変の発見から診断、そして治療に至るまで、あらゆるプロセスにおいて確実な検査と治療を強力にサポートします。最新の機能を深く理解し、日常診療へ積極的に取り入れることが、患者様の利益に直結すると確信しています。
最新機種とフラグシップスコープの導入
「EVIS X1(CV-1500)」と互換性のある1200系や1500系のスコープを用いて検査を行うことが消化器癌の早期発見において極めて大切です。特にフラグシップモデルである1200系を主軸に据えることで、微小病変の見逃し予防やADR(腺腫発見率)の向上、そして精緻な内視鏡治療へと繋げることが出来ます。
先行きの見通しにくい世の中ですが、スタッフ一丸となって同じ方向を向き、大腸癌・胃癌の早期発見と早期治療に全力で取り組んでまいります。
4月です。新しい始まりの季節に寄せて、KIRINJIさんの「進水式」を聴きながら、新たな気持ちで診療に臨みます。
