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今週の診療241201~ 師走、神は細部に宿る

[2024.12.03]

院長の松岡です。

いよいよ12月。2024もクライマックスです。2025の打ち合わせなども入り色々忙しくなってきました。内視鏡検査の依頼が本当に増えており当院も臨戦態勢です。12月28日当院の診療最終日は「胃カメラの日」と題うって検査枠を拡大して可能な限り検査対応を行います。

ルーティーンメンテナンス

2025新年を迎えるにあたり、恒例の機材メンテナンスシーズン到来です。大掃除を年末長期休暇に一気に片付けるより、12月1か月を通じて計画的に1つずつ行った方が余裕があります(必要部品が出た場合、長期休暇中のためメーカー対応できないことも大きな要因の1つ)。ただ、メンテナンスと言ってもやるべきことは基本作業の繰り返しです。ひたすら分解・洗浄・目視点検。何より「自分の目を使い現状を丁寧に確認する」ことが大切です。傷んだ部位を特定し類推することでどのような使い方をしているのかが分かり、今後の対策に直結します。消耗部品は全て新品に変えて組み直し。必要あればオーバーホール。窮地を作らないことが一番良いですが、大体セオリー通りには物事は進みません。経験上、丁寧な作業はここぞの時に味方してくれます。神は細部に宿るを信じて時間を使って地道な作業あるのみです。

富山市施設検診 症例検討会

11月末、富山市施設検診 症例検討会に参加してまいりました。昨年に引き続き2症例の内視鏡の部(胃カメラ検査)の司会進行役を仰せつかりました。検診時の内視鏡検査像を提示後、実際に治療を担当頂いた高次医療機関のスペシャリストの先生に解説を頂くという非常に学習効率の高い検討会です。今回は「富山県立中央病院消化器内科 松田充先生」をお招きしての検討会でした。松田先生、今回もありがとうございました。

その後「当院でのピロリ菌除菌後胃癌の実際」と題して2024年(10月まで)に当院で発見したピロリ菌除菌後の早期胃癌について簡単に症例提示させて頂きました。こと胃カメラ検査については2次予防(早期胃癌の発見)はもちろん、ピロリ菌感染に纏わる様々な事象を理解することが求められます。

今後も街の内視鏡医としてスクリーニング内視鏡の精度向上に努め、消化器癌の早期発見・早期治療に貢献できるよう研鑽を積んでまいります。よろしくお願いします。

 

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