上行結腸SSL(0-Ⅱa病変、便秘症) 2025春の1枚250427④
[2025.04.27]
大腸腺腫に対して内視鏡治療歴がある20歳代の方。大腸内視鏡検査では大腸全体に偽メラノーシス変化を認めます。上行結腸に5mm大の0-Ⅱa病変を認め、NBI拡大観察では開Ⅱ型pit様でした。内視鏡的切除術を施行し、病理は肉眼的所見に矛盾なくSessile serrated lesionでした。
年齢に関係なく、内視鏡治療を要する場合は適切に大腸カメラ検査を行うことが大切と判断できる症例ではないかと思います。
※SSLは大腸癌の前駆病変として注目されている疾患です。
20歳代 女性 #.Sessile serrated lesions
左:NBI観察、 中:NBI拡大観察、 右:クリッピング縫縮術後