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surveillance内視鏡の必要性

[2020.01.29]

院長の松岡です。

狭義の炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎UC、クローン病CD)は長期間に渡り腸管粘膜に慢性炎症を持続させるため大腸がん・小腸がん・直腸肛門管がんを合併するリスクがあります。特にハイリスク群では、より内視鏡治療を行う事が前提とされた「炎症性腸疾患におけるサーベイランスと大腸腫瘍の取り扱いに関するSCENIC consensus statement」に提唱されたSCENIC肉眼分類に沿った病変の評価が重要であります。

潰瘍性大腸炎関連がん・クローン病関連がん共にsurveillanceで一番重要なことは病変の拾い上げであり、通常光観察に加え、色素内視鏡、さらには画像強調観察、そして拡大内視鏡検査を組み合わせることでより質の高い質的診断を可能にすると考えます。

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